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いのちの原点「ウマイ」――シベリア狩猟民文化の生命観
本書は生命をめぐる思索の旅である。
シベリア諸民族の人びとが生まれくる生命をいかに守り育んできたのか、それを象徴的に表している「ウマイ」――その原義は母胎や後産などの意で、その言葉は南シベリアを中心に、西は中央ユーラシア、東は内モンゴル、中国東北部にまで共通する生命の母神――を支えてきた観念や習俗がどのようであったのか、「生命」をどのように観じていたのかを辿る。人間や動物の生と死から、人は生命の実体を見、やがてそこにいわゆる霊魂を介在させて生命を解することにもなる。
現実の生命とともに観念・こころのなかの生命を持ちつづけている。
生命を考える――それは今を生きる私たちの生命が、数万年来の人びとの脈々たる人生につながっていることに想いを馳せることになる。
著者/編集者
荻原眞子
出版社
藤原書店
ISBN
978-4-86578-318-6
出版年
1 Jan 2021 – 31 Dec 2021
専門
人文科学
テーマ
考古学
宗教
芸術と文化
歴史学
地域
グローバル・アジア(アジアと世界のその他の地域)
インター・アジア
中央アジア
東アジア
韓国
北朝鮮
モンゴル
日本
中国