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未完の聖地ー景福宮 宮域再編事業の100年
朝鮮王朝の宮城であった景福宮は,民族の<聖域>である。しかし総督府は,それを旧権力の遺物として扱い,植民地支配の象徴として再編しようとした。だがその風致に注目した京城市民達は,景観の保存を求める。解放後,軍事政権は,今度は新権力の象徴として整備を進めたが,民主化とともに民族精神の象徴すなわち<新たな聖域>と見做されるようになる。王朝の府の数奇な運命を,資料と図面から解き明かす。
著者
宮崎涼子
出版社
京都大学学術出版会
ISBN
9784814002634
出版された
2020
専門
人文科学
テーマ
歴史学
地方
韓国